男性育児休業取得実績があることから、以下、会社の取り組みや育児休業取得従業員の意見をまとめました。
〔会社〕取り組み状況
(1)男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
→人手不足の状況下、採用強化と、併せて働き易い職場環境整備の一環として、男性育児休業取得推進に向けて取り組みを開始。
(2)男性の育児休業取得推進にかかるこれまでの取組
→対象者へ説明するなど、社内へ周知活動を積極的に実施。
(3)取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
→届出の遅れにより、希望取得期間を後ろ倒しにしなければならないこともあったので、取得予定者へ届出書類提出を促した。
(4)取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
→荷役作業は、クレーン等の免許・資格有無や個々のスキルによって作業者の配置を考えなければならないため、育休取得者がいる班の業務も円滑に進むよう日ごとに作業者の配置を考え、フォロー体制を整えるよう努めた。
(5)定着に向けて、さらに取り組んでいること
育休を取得しやすい環境を整備するため、誰が抜けても業務継続できるよう、特に若い人材へ次のステップ(クレーン等の免許・資格取得や新規業務)を積極的に推進している。
〔男性育児休業取得従業員〕育児休業取得について
(1)育児休業を取得したきっかけ
→家族の話し合いの中で、二人(夫婦)で子育てしていきたいとなり、その際に男性も育休を取ることができると会社から聞いたことをきっかけに取得。
(2)育児休業を取得して良かったこと
→子どもと接する時間がたくさん取れたと同時に育児の大変さが分かったので育休を取得して良かった。
(3)育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
→同じ班員には数週間前から育休を取得することを伝え、班員などへ業務について伝えられることはできる限り伝えるようにした。
(4)育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
→育休を取得したことで、周りの業務フォロー体制がないと他の人も取得できないと感じることができたからこそ、復帰後は今まで以上に自身のスキルアップや後輩への指導に取り組んでいる。
(5)これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
→育休を取得して良かったと感じている。育休を取得するのか、どれくらいの期間取得するのかは人それぞれ考え方があると思うが、育休を取得した分、子育てについてより知ることができ、そこから学べることも多いと思う。