弊社、内航海運事業の取り組みが認められ、この度、豊橋商工会議所主催の第12回環境経営賞“最優秀賞”を受賞いたしました。
環境経営賞とは、利益の追求と環境負荷の低減を両立しながら、
地域企業が行っている先進的かつ実践的な取り組みを積極的に広く発信することで、
環境経営の考え方を普及浸透させることを目的とした賞です。
今回評価いただいた内容は、2023年8月に就航した“5代目東進丸“の船舶建造時にカーボンニュートラル推進に向けての取り組んだ点です。
新造船建造にあたり、
主に下記5点について精査し導入しました。
【① 主 機 関 】主機の性能マッチング試験を行い、排ガス規制及び燃費を最適化
【➁ プ ロ ペ ラ 】推進力を妨げるハブ渦を微弱化し、最適化された翼面荷重分布を
採用した高性能プロペラを導入し、プロペラ単独効率を向上
【③プロペラ軸受け】摩擦抵抗が少ない軸受けを導入することで、
エネルギーロスが少なく燃費を大きく削減
【④ 船 底 塗 料 】超低摩擦船底塗料を使用することで、海洋生物の船体付着抑制と
燃料使用量の低減によりCO₂排出量削減
【⑤ 船 型 】水槽試験などで得たデータを基に作成された省エネ効果の高い船型を採用
これらの結果、4代目と比べ、燃費を5.5%減、二酸化炭素排出量の削減効果約40%を達成しました。
以上のとおり、最先端の技術を駆使した新造船を導入し、カーボンニュートラル推進への取り組みが評価されました。
今度もカーボンニュートラル推進に向け取り組んでまいります

